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留学体験談

武田 佳子さん

 武田 佳子さん
 留学分類:大学院留学
 専攻名:ガバナンスと公共政策 MA Governance and Public Policy
 留学期間:2010年7月〜2011年7月
  beoの留学サポート利用して、シェフィールド大学へ留学

シェフィールド大学で政治学を学ぶ 第4回 The End of the First Semester

シェフィールド大学は4人のノーベル賞受賞者を始め、国際社会をリードする優れた人材を輩出しているイギリスでも屈指の総合大学です。シェフィールド大学への留学を実現された武田さんに、留学準備の様子について詳しくお聞きしました。

こんばんは。シェフィールドでは、先月末に今シーズン初めての雪が降りました。雪は数日間降り続き、気がつけばすっかり雪景色。本格的に冬らしい気候となり、夕方4時前にはすっかり暗くなってしまうほど日も短くなりましたが、街ではクリスマスのイルミネーションが光り始めました。シェフィールドのCity Centreには、何と仮設のスケート場まで登場!デコレーションされた大きなクリスマスツリーやクリスマスマーケットを眺めながら歩いていると、寒さも忘れるくらいウキウキしてきます。

シェフィールドの市内中心部。幻想的で、とてもキレイです
シェフィールドの市内中心部。幻想的で、とてもキレイです

雪が積もった後、フラットの外にて撮影
雪が積もった後、フラットの外にて撮影。雪を見たことなかったフラットメイトは大はしゃぎし、前日深夜に雪が降り始めた頃、私もそのまま外へ連れ出されました 笑

留学生活も5ヶ月目に突入。今週金曜日をもって、今学期の授業は早くも終了となります。今回は、主に授業の経過報告を中心にお話したいと思います。

大学院の授業について〜これまでの経過等から思うこと〜

授業全般について
授業形式には特段変化はありませんが、後半に近づくにつれ、プレゼンテーションやケーススタディなどのグループワークが組み込まれるようになりました。Governance and Public Policyのクラスでは、実際にイギリス国内で起こった事案及び仮想の事案がそれぞれ与えられた上、限られた予算の中でどのような政策を実行すべきか、という案を発表する、グループプレゼンがありました。教授から、「必ず1つは、"Radical"な方策を含めること」という指定があったため、各グループのプレゼンテーションは非常にバラエティに富んでいておもしろかったです。他国のクラスメイトと一緒にグループになるため、それぞれが自分の国のアイディアを持ち寄って話したり、革新的だと思っていた自分の視点が、実は他国では当たり前の政策になっていることが分かったり・・・。グループ内の話し合いの過程でも、発見がたくさんありました。プレゼンの結果では、残念ながら1位を獲得することはできませんでしたが、いい思い出です。

課題のエッセイについて
自分がかつて日本で大学生だった時と比べると、シェフィールド大学院・政治学部の評価の仕方について、驚くようなことが何点かありました。もしかしたら、イギリスの大学院や大学では当たり前の方針なのかもしれませんが、下記のとおりまとめてみました。

一つ目は、評価自体の公平性・透明性についてです。まずは、提出する際の決まりとして、名前を記入してはいけないことになっています。これは、評価にモジュールを担当する教授が含まれる場合があることから、公平な評価を行うため、個人名を特定できないようにするものです。(氏名の代わりに、生徒ごとに割り振られている履修登録番号を記載)また、エッセイを評価する教授等の氏名は事前に公表されています。さらに、エッセイの評価対象となる項目も事前に発表されています。なお、その項目には"Standard of English"も含まれています。氏名の記載がないということは、当然ながら、留学生だからといった甘えは一切許されないということです。ネイティブ・ノンネイティブ問わずエッセイは同一に評価されますから、私は、前回ご紹介したWriting Advisory Service以外にも、友人等にProof Reading(校正)をしつこいくらいにお願いし、提出に備えました。

二つめは、Plagiarism(盗作)について徹底した対策があることです。提出時には、電子媒体でもエッセイを出すように求められます。これは、とあるプログラムを利用し、エッセイの中身が盗用ではなくオリジナルなものかどうか、データーベース上の書籍・ジャーナル等や過去に学生が提出したエッセイ及びインターネット上の文章等と比較することで、総合的に判断されるようです。最近は多くの書籍が電子化されており、実際、私も、データーベース化された書籍や論文をたくさん参考文献として利用しましたが、重要と思われることをノートにまとめる時も極力丸写しはせず、自分の英語で文章を書くように心がけました。ただ、語彙力や表現力に欠ける私の英語力では、なかなか限界がありましたが・・・。実際に、Plagiarismが発覚し、単位が取得できない学生も毎年出るようです。そもそも、何がPlagiarismなのかを理解しないまま、意図せずそうなってしまうとのこと。この問題についてはイギリスのその他の大学でも大変力を入れて取り組んでいるので、渡英前の方は、機会があれば、今のうちからPlagiarismについて意識されておいた方が良いかもしれません。

三つめは、エッセイを提出する=合格ではない、という現実の厳しさです。エッセイのテーマを理解し、参考文献を明記し、語数を満たしたエッセイを書いても、それが大学院レベルのエッセイに到達していないと見なされれば、容赦なく低い点数もしくは落第点が付けられます。同じモジュールを受講中の友人にも、数名、落第点が付いたようです。しかしながら、落とすために採点をするのではなく、習熟度を確認するためのエッセイなので、救済措置も設けられています。教授と交渉の上、エッセイの内容を練り直し、再度提出するという方法です。やる気さえあれば、おそらく単位取得は可能なのだろうと思われます。

私自身は、これまでの人生の中でこれほど長い英語のエッセイを書いたことがなく、しかも、政治学を学んでいるにも関わらず、実は、政治のアカデミックバックグラウンドはゼロ、という状態で、自分自身の能力が非常に不安でした。こんな私でしたが、構想段階で教授に相談し、アウトラインが書けた時点で再び相談、さらに半分程度書き終えた上で再度教授にアドバイスを求める、という方法を取ることで、ある程度形になるエッセイは仕上がったように思います。ちなみに、Proof Readingを徹底してやってもらったおかげで、私のEnglishの項目評価は何と最高レベル(Distinction)でした。これが自分の本来の実力になれば、とは思うのですが・・・まだまだ道は長そうです。

クリスマス休暇
来週より、およそ3週間のクリスマス休暇に突入します。ようやく羽を伸ばせるかといえば、年明けに提出のエッセイも控えており、卒論のテーマもそろそろ考えていきたいため、色々とすべきことは多そうです。ただ、せっかく1年しかない留学期間。フラットメイトたちとのクリスマスパーティーやシェフィールドの友人との旅行、beoカレッジのプリセッショナル・コースで知り合って現在同じく留学中の友人たちとも、ロンドンで年末年始のカウントダウンに参加する計画も立てています。

メキシコ人クラスメイト主催のパーティーにて、クラスメイトたちと。タコスなどを振舞ってもらいました。(あまりのおいしさに?肝心な料理の写真を撮り忘れました・・・。)
メキシコ人クラスメイト主催のパーティーにて、クラスメイトたちと。タコスなどを振舞ってもらいました。(あまりのおいしさに?肝心な料理の写真を撮り忘れました・・・。)

その他、徒然と

Bon Fire Night!!
少し前の話になりますが、11月の第1土曜日には、"Bon Fire(焚き火) Night"(別の名を "Guy Fawkes(ガイ・フォークス) Night")がありました。この由来は、17世紀にイギリスで起こった、カトリック教徒がイギリス国教会を火薬で爆破しようとした事件にあるのですが、この日より前後1週間程度は、イギリス全土のありとあらゆるところで焚き火とともに打ち上げ花火が行われます。シェフィールドでも、大きな広場などでイベントが行われていました。クラスメイトによれば、イギリス人が1年でもっとも重要視する行事の1つだとか。焚き火を囲みながら、多くの住民で賑わう活気あるイベントに、この時期に滞在されている方はぜひとも参加してみて下さいね。

イギリス女王陛下がシェフィールド大学に来訪!
先日、イギリスのエリザベス女王陛下とエディンバラ公爵が、シェフィールド大学の研究所視察のため来訪されました。49年ぶりの女王陛下来訪、とのことで、姿を一目見ようと大勢の人が集まり、盛大に歓迎したようです。が、私はエッセイの作成に没頭しており、完全にタイミングを逃してしまいました・・・。情報収集は怠ってはいけませんね。

では、皆様、寒さに負けず、楽しいクリスマスを、そして良い年末年始をお過ごし下さいね。

アーカイヴ 留学体験談(武田 佳子さん) シェフィールド大学で政治学を学ぶ
 

 

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